ゼ~ンブ携帯売り場
大地下商店街の一角を占める携帯電話売り場。幅が20~30メートル、長さは百メートル以上あるでしょうか。すべてが携帯電話売り場です。パソコンソフトも申し訳程度においてありますが、ほとんが携帯電話と電池やアクセサリー類などのパーツ。
一軒の店舗ではなく、六畳程度の区画に区切られた無数の個人商店の集合体です。したがって、品揃えはどこでもほとんど同じ。あとは口を使っての値引き勝負です。同じ商品でも店によって随分価格が違うので、何軒も聞いて回る必要があります。
価格表示されている店もあるのですが、そこはやはり交渉することになってしまいます。でも、せいぜい50~100元(650~1,300円)程度の差に過ぎません。偽物を扱っている店もあるので注意が必要!
最近は中古品も随分増えてきました。中国語で「二手机」といいます。「机」は「機」の意味です。手にちょっと古めの携帯を持って歩いていると、すぐに「それ、売りたいのか?」と店員からしきりに声をかけられます。
以前は一台十数万円した携帯電話も数千円前後から買えるようになってきて、庶民に充分に手の届く商品となりました。
展示されている携帯はほとんどが展示用のおもちゃ。ウツワだけです。本気で買いたいという意思を示せば、店員がどこかへすっ飛んでいき、あっという間に本物を持ってきて見せてくれます。中国の携帯は電池が簡単に取り外せるようになっており、スペアの電池が付属しているものも多くあります。スペア電池が付いていなくても心配無用。なじみの店だと、「本物のスペア電池は○○元、偽物だと△△元だけど、どっちにする?」価格差は数倍。たとえ偽物の電池でも半年以内にダメになったら無料交換してくれます。細かい質問にも、実に丁寧に答えてくれます。自分で分からないときには、近所の店員にも聞いてくれます。「じゃあ、もう少し他の店をのぞいてからまた来るわ!」と言っても、イヤな顔一つせずに送り出してくれます。
実は、私の行きつけの店。数年前、タクシーに乗ってこの場所を運転手に告げたところ、「携帯電話買いに行くの? そしたら、いい店紹介するよ。オレのカミさんがやってんだよ! 絶対に安くしてくれるからさ」と、すぐにそのカミさんに電話し、建物の入口までカミさんを出迎えに来させてくれたのです。それ以来のお付き合い。私や友人を含めて、ここで何台の携帯を買ったことでしょうか。
ここには、「サービスという言葉を知らない」かつての国営商店の面影は全くありません。日本のショップよりずっと親切です。
ドコモやauショップのお姉さんがたに、中国へ研修に行ってほしいものです。
| 固定リンク



コメント